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笑いをがん治療に役立てる心の医療

病院の役割は病気の治療であり、それは医学という科学に基づいて行われています。しかし、人間とは複雑な生き物で、単に病巣を取り除くだけでは予後が悪かったり、回復しないこともあります。そこで今医療界で注目されているのが「笑い」です。昔から日本では「笑う門には福来る」という言葉があり、笑うことで人生において良い効果がもたらされると言われてきました。これが現代では科学的に証明されつつあります。大阪の病院で患者に定期的にお笑いを見せて血液検査をしたところ、お笑いを見た患者の方が免疫力が高まっていることが証明されたのです。そこでその病院では、お笑い以外にも絵画やマラソンなど、患者が楽しく取り組めるようなことを治療に取り入れているそうです。「キュアではなくケア」という言葉がありますが、今の医療では単なる治療ではなく心に寄り添うケアが必要とされています。ただ命を長らえるだけではなく、クオリティオブライフの向上が目標とされているのです。

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